ベルリンゆらゆら日記
2008年10月よりベルリンに滞在していた舞踊家、砂連尾理による、
日々のあわいで感じることがら、人々との出会いなど。
砂連尾理(じゃれお・おさむ)
大学入学と同時にダンスを始める。’91年より寺田みさことダンスユニットを結成。又、近年はソロ活動を展開し、舞台作品だけでなく障がいを持つ人やホームレス、子どもとのワークショップも手がけ、ダンスと社会の関わり、その可能性を模索している。’02年7月「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2002」にて、「次代を担う振付家賞」「オーディエンス賞」W受賞。平成16年度京都市芸術文化特別奨励者。2008年秋より1年間、文化庁・新進芸術家海外留学制度の研修員としてベルリンに滞在。
第1回
2009年2月15日 コリーナやカロルといったTheater Thikwa(テアーター・ティクヴァ:障がい者のダンスカンパニー)の面白い連中に会えて、自分にとってのダンスを再考させられる。上昇し、エネルギーに満ちあふれているものこそ目指すべき身体なのだという発想がいまだに多くの社会で根付いているように思うのだが、それは一体どこまで続けられる……
第2回
2009年4月4日 自分の立ち位置が揺るがされる場所に、どう居続けられるのか? このベルリンに来たのも日本とは異なる環境に身を置き、それを一体どれだけやれるのかを試す為に来ているのだとつくづく感じる。昨年から言葉では何となく気になっていた事だが、上野千鶴子が彼女の著書で語っていたアイデンティティーではなくエイジェンシーという感……
第3回
2009年5月7日 そういえばベルリンに来てからというもの、日本にいる頃には想い出しもしなかった、幼い頃に聴いていた歌を突然想い出してはYouTubeで聴いている。日本にいると、そんな精神的な余裕が無いのは確かなんだけれど、こうやってゆったり自分の身体と付き合える環境にいると、身体の中に堆積している過去の記憶みたいなものが出てきて……
第4回
2009年9月18日 作品を考える時、悩んでもその日に出来る事は限られている訳で、その中で何が出来るのかを考え、実践する事、それが重要だなと思う。振り返ってみると、何も進展していないように感じてしまう、その気持ちが空回りして……
砂連尾理(じゃれお・おさむ)









